訪問査定がおすすめの訳

  • 2023.09.27.

    売却

    訪問査定がおすすめの訳

不動産売却をご検討中の方がもっとも気になるのは「いくらで売れるか」ではないでしょうか。
不動産会社に査定を依頼すれば売却価格を把握できますが、その前にご自身でも相場を確認しておくことをおすすめします。
この記事では、査定を受ける前にご自身で不動産の相場を調べる方法と、机上査定や訪問査定について解説します。
八王子市にお住まいで、不動産売却をご検討中の方はぜひ参考になさってください。

不動産売却の査定前にご自身で相場を調べる方法

不動産会社に査定を依頼する前に、ご自身で不動産の相場を把握しておくと資金計画が立てやすくなります。
ここでは、ご自身で不動産の相場を調べる方法をご紹介します。

類似物件の売却価格を参考にする

類似物件の売却価格を3件ほど調べて平均を割り出せば、ある程度の相場を知ることができます。
インターネットやチラシを見ると現在売り出し中の物件が確認できるため、類似物件の情報がないか入念にチェックしておきましょう。
マンションの場合は、同じ建物にある部屋の売却情報があれば、とくに参考にできます。
一方で、一戸建てはマンションよりも個別性が高いため、同じような物件でも価格が大きく異なる可能性が高いです。
売却を検討しているのが一戸建ての場合は、築年数や間取り、建物の構造などさまざまな条件がなるべく類似する物件を探すようにしましょう。
なお、実際の成約価格が知りたい場合は、公的機関が運営する「レインズマーケットインフォメーション」や「土地総合情報システム」などのwebサイトがおすすめです。

公的な価格を参考にする

国土交通省や都道府県などが公表している地価を参考にして、不動産の相場を調べる方法もあります。
参考となる不動産の公的価格は以下のとおりです。
• 公示地価
• 都道府県地価
• 相続税路線価
• 固定資産税評価額

公示地価や都道府県地価、相続税路線価はすべてインターネットで閲覧できるため、検索してみると良いでしょう。
固定資産税評価額については、毎年市町村から郵送されてくる「固定資産税納税通知書」で確認できます。
なお、地価公示や都道府県地価は取引価格と同程度、路線価は取引価格の8割程度、固定資産税評価額は7割程度になるよう定められています。
売却したい物件があるエリアの地価を参考にすれば、ある程度の相場を把握できるでしょう。

不動産売却における机上査定とは?

不動産会社がおこなう査定方法には机上査定と訪問査定の2種類があります。
まずは机上査定について確認していきましょう。

机上査定の特徴や算出根拠

机上査定は、不動産会社の担当者が実際に現地を訪れることなく、データだけで不動産の価格を査定する方法です。
簡易的な査定方法なので、簡易査定とも呼ばれています。
机上査定では、類似物件の取引相場や公的価格など資料で確認できる範囲の情報をもとに価格を算出します。
マンションの場合は取引事例が豊富なため、それなりに精度の高い結果を期待できるでしょう。
一方で、個別性の高い一戸建てや土地の場合は、データだけを参考に査定をすると精度が落ちることも少なくありません。
なお、不動産の査定結果は、おおむね3か月以内に売却できる価格を想定しています。
査定を依頼してから売却までに時間が空いてしまった場合は、もう1度依頼してみても良いでしょう。

机上査定のメリット

机上査定のメリットは、手間なく短期間で査定額を知れることです。
不動産会社に査定を依頼すると最短即日~3日程度で結果がわかるうえ、依頼前の特別な準備は必要ありません。
直接不動産会社に出向いたり、必要書類を準備したりせずに、電話やインターネットから手軽に査定を依頼できます。
「売却を迷っていて、とりあえず売却価格の目安を知りたい」という方は、机上査定を検討すると良いでしょう。

机上査定のデメリット

机上査定では現地確認をおこなわないため、実際の売却価格とずれが生じることがあります。
とくに一戸建ての場合は、日当たりや家の傷み具合、周辺環境など実際に現地を確認しなければわからないことも多いです。
机上査定の結果で資金計画を立ててしまうと、あとから資金が足りなくなる可能性があります。
机上査定はあくまでも参考程度に考えておくようにしましょう。

不動産売却における訪問査定とは?

机上査定よりもさらに精度の高い査定結果を得られるのが訪問査定です。
ここでは、訪問査定について解説します。

訪問査定の特徴や算出根拠

訪問査定とは、類似物件の取引相場や公的な地価などのデータだけでなく、実際に物件の状態を見たうえで査定額を算出する査定方法です。
現地確認の際は、室内の状況や日当たりなど建物自体の状態だけでなく、駅や買い物施設までの道のりなど周辺環境も細かくチェックします。
机上査定では査定しきれない不動産のプラス面やマイナス面も加味されるため、より精度の高い査定結果を知ることができるでしょう。
なお、訪問査定を受ける際には事前準備が必要です。
当日は室内の状態を細かくチェックされるため、できる限り部屋の整理整頓や掃除を済ませておきましょう。
また、以下のように物件の情報がわかる書類を準備できれば、さらに精度の高い査定が期待できます。
• パンフレットや設計図など建物の図面
• 購入時の売買契約書
• 不動産の周辺環境が分かる鳥観図
• 管理組合関係書類(マンションの場合)
• 新築時の各種設計図書

必要な書類は物件の状況などによって異なるため、個別にご確認ください。

訪問査定のメリット

訪問査定のメリットは、なんといっても精度の高い査定結果を得られることです。
先述したとおり訪問査定は、不動産会社の担当者が直接物件を確認したうえで、査定額を提示します。
書類だけではわからない物件の状態や周辺環境も加味して査定額を算出するため、実際の売却価格に近い、より現実的な査定結果を得られます。
また、現地確認の際に不動産会社の担当者に物件の魅力を伝えられる点もメリットの1つです。
実際に住んでみないとわからない情報も伝えることで、担当者の物件に対する理解が深まり、売却活動もスムーズに進むでしょう。
なお、不動産を売却する場合は、原則として訪問査定を必ずおこなう必要があります。
売却することが決まっており「正確な売却価格が知りたい」という方には、訪問査定がおすすめです。

訪問査定のデメリット

訪問査定は依頼してから結果を得るまでにおおよそ1週間ほどかかるといわれています。
最短即日~3日程度で査定結果を得られる机上査定と比較すると「訪問査定は時間がかかる」と感じてしまうかもしれません。
また、訪問査定を依頼する前には、登記簿謄本や公図などの書類を準備したうえで、現地確認のための日程調整をおこなう必要があります。
遠方に住んでいる場合は、家の鍵を不動産会社に送って、現地に行かずに訪問査定を受ける方法もあるため、まずは不動産会社に相談してみると良いでしょう。

まとめ

不動産売却前にご自身で相場を調べる方法や、机上査定と訪問査定の特徴などを解説しました。
売却を決めており正確な売却価格を知りたい方は訪問査定、手間をかけずにざっくりとした査定額を知りたいという方には机上査定がおすすめです。
私たち「センチュリー21 ココカラ」は、八王子市を中心に不動産売却のサポートや不動産買取をおこなっております。
不動産売却をご検討中の方は、弊社までお気軽にご相談ください。